「都市」の音楽
最近、見たい番組があったのでWOWOWに再加入したら
ちょうどその晩、野宮真貴さんの30周年ライブが放送されていた。
面白い試みだなと思ったのは、開演が夜7時だったことにちなみ
オープニングは「東京は夜の7時」で、その曲のときだけ
観客はケイタイでツイートオッケーになっていたことだった。
それは、野宮さん自身がライブの1~2ヶ月前からツイッターで
「東京は夜の7時」「札幌は夜の7時」と毎日、書き込んで
写真を添付していたことから、当日は歌うことでそれができない
彼女自身のアイデアだそうな。
歌と同時に一斉にフラッシュがたかれ始めたので
「30周年だから、今日だけカメラ大丈夫なのかな?」と思っていたら
MCで彼女が、その理由を話してくれたのだった。
ピチカート・ファイブの曲にハマるほど、聴いていたわけではないけど
ミュージックビデオも音楽も、本当にスタイリッシュで
「みんなのうた」で放送された「メッセージ・ソング」も好きだった。
田舎出身の私がピチカートファイブのような「都会」っぽい曲に
惹かれはじめたきっかけは、高校のときに友達が貸してくれた
大貫妙子さんのカセットテープだっただろうか。
女子高では、オフコースとチューリップが全盛の時代で
塾が一緒の男子高生は、ザ・ポリスなど洋楽まっさかりの頃。
NHK-FMの「サウンド・ストリート」を聴いて
早く、この町から出たいとばかり、夢想していたっけ。
DOUBLE、m-floなどを好むのも、吉田美奈子さんのライブへ
東京まで出かけてしまうのも、私自身が「都市」の生まれではないからかも。
レイ・ハラカミ、冨田ラボ、キリンジ、土岐麻子さん、ハナレグミと
いまでも耳に馴染むのは、東京の夜景が似合いそうなものばかり。
それにしても、野宮さん、御年・52歳には見えない、輝くほどの美しさ。
バービー人形をそのまま人間にしたような、スタイルとファッションと
ずっと変わらない、柔らかな歌がとても素敵だった。
あー。ライブ、行きたい。

